**『Hela:ちいさなねずみと魔法の森』(Hela: of Mice & Magic)の体験版は2026年10月8日に始まり、2026年11月9日に終了する。**無料で、Steam、Epic Games Store、Xbox PCアプリで配信され、本編の切り出しではない。そのために作られたマップを使った短編で、一人でも、同じ画面で2人でも遊べる。
動いたのは終了日のほうだ。体験版は当初、10月のSteam Next Festに合わせて終了する予定だったが、11月9日まで延長された。結果として最終日は12月1日の発売の3週間前になる。この日を過ぎるとビルドは取り下げられ、製品版が届くまで中の場所には入れない。
ビルドに入っているもの
遊べるのは30〜60分ほど。短編をどこまで追うかで変わる。筋は魔女からの小さな使い走りで、守りの魔法を再始動させ、Glimmer(グリマー)を十分に集め、家へ帰る道を見つけるというもの。マップは製品版から切り出したのではなく体験版専用なので、地形もパズルも導線も本編では再利用されない。
進行は引き継がれない。集めたもの、解禁したもの、終わらせたことは、製品版に何も移らず、発売時に取り込む手順もない。体験版は物語が終われば終わる閉じた輪で、だからこそ終わった後に削除しても、失われるものは何もない。
見せている仕組みは、製品版のものが縮小されて入っている。Froggy(カエルのリュック)は滑空し、ぶら下がり、荷物を運ぶ。摘んだ植物から薬を調合する。Shade System(シャドウシステム)は魔法の分身を呼び、2人前提のパズルを一人で解けるようにする。どれも本編のチュートリアルではなく、同じ道具一式を小さいマップに当てたものだ。
動くもの、動かないもの
| 体験版で動く | 体験版で動かない |
|---|---|
| 一人プレイ | オンライン協力 |
| 2人のローカル画面分割 | 4人のセッション |
| Steam Deckの完全対応 | 進行中のセッションへの参加 |
| カエルのリュックでの移動 | 製品版への進行の引き継ぎ |
| シャドウシステムのパズル | 製品版マップへのアクセス |
つまずく人が多いのは画面分割の上限だ。製品版はオンライン4人、ローカルで1画面2人までだが、体験版は1画面2人で止まり、オンラインは一切ない。しかも2人目はセッション開始前に揃っていなければならない。途中参加ができないからだ。組み合わせは開始時に決まり、プレイ中には決まらない。
2人目が後から入れない理由
体験版のローカル画面分割は、1つの連続したセッションとして作られている。2人のキャラクターは冒頭の場所に一緒に置かれ、物語の節目も2人が揃っている前提で進む。参加メニューも、途中参加の合図も、最初のパズルを解いた後に2つ目のコントローラーを渡す方法もない。
これは最大4人のオンラインセッションを前提に設計された製品版とは別のルールだ。パートナーと協力プレイを試す予定なら、途中で1人を足せると思わず、必要なら体験版を2回始めるほうがいい。この制限は体験版ビルドの性質で、製品版のものではない。
Steam Deckと3つのストア
体験版はSteam、Epic Games Store、Xbox PCアプリで動き、Steam Deckでは動くだけでなく完全に対応している。これは製品版より体験版で効いてくる。30分の短編が収まるのは携帯機だ。セッションの長さが形式に合い、小さいマップが短い着席に合う。
3つのストアが配るのは同じビルドだ。体験版にストア独占の内容も、別の物語の分岐もないので、選んだストアで変わるのは開くランチャーだけ。Steamで買うつもりならそこでのプレイがそのままライブラリに残り、Epic Games Storeへ向かう人も同じことができる。
延長の背景にあるNext Festの結果
2026年10月19日から26日まで開かれたSteam Next Festでは、8,200本以上の体験版が出品され、この作品は25位以内に入った。この数字が測っているのはその週に何人が試したかであって、出来の良さではない。それでも延長の説明にはなる。これだけ上位に入った体験版は、祭典と一緒に閉じるより、もう2週間観客を保つほうが理にかなう。
延長された期間は、祭典と発売の間、それ以外は知らせのない空白も埋める。3週間あれば、祭典を無視していた人に体験版の口コミが届き、同時に、体験版が製品版と注目を奪い合うには短すぎる。
体験版では分からないこと
この形の体験版が答えるのは、移動と空気感についての疑問で、ボリュームや構成についてではない。ねずみが自分の尺度でどう動くか、リュックが移動をどう変えるか、薬がどう作られるか、シャドウシステムが足りない2人目をどう補うかは見える。製品版のマップの広さ、物語のテンポ、4人のオンラインがどう振る舞うかは見えない。どれもビルドに入っていないからだ。
オンラインがないことは、その最も分かりやすい例になる。本編を通して協力プレイが成立するか知りたい人にとって、体験版は何も答えない。同じ部屋の2人しか対応していないからだ。Epic Online Servicesを通り、Steamに紐づけた外部アカウントを要するオンライン層も同じである。
11月9日までにやっておくこと
製品版を買う機種で遊ぶ。操作とフレームレートがそのまま引き継がれる。画面分割は、実際に一緒に遊ぶ相手と試し、始める前に決める。2人目は後から入れない。セーブは捨てる前提で扱う。製品版に移る時点で、中身は何も残らない。
11月9日を過ぎれば体験版という選択肢は消え、同じ内容への経路は発売だけになる。2つの日付に挟まれた3週間は、無料で試せる最後の期間で、それはデジタル版の価格が公表されるより先に閉じる。
